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武田のメッセージ:『時代は後戻りしない - 大転換の時代へ』
米中貿易摩擦、新型コロナ(COVID-19)に加え、昨年はプーチン大統領のウクライナ侵攻という思いもかけぬ事態がおきた。2023年に入って世界の激動は一層大きくなっている。 ただ、これは決して、世界の終わりを意味するのではない。逆に、新たな時代への幕開け、世界は大転換し、新たな流れを追いかけだしたと見るべきである。 ショルツ独首相は、昨年2月24日のプーチン大統領による突然のウクライナ侵攻の3日後、ドイツ連邦議会で、この侵攻に対してのドイツ政府の固い決意をもった演説を行った。彼はこの演説のタイトルに「➡ 開催一覧 | Share it now!
米国出張 *日米デジタルイノベーション&先端技術に関するワークショップ
米国出張 ◆代表武田のプレゼンテーション資料◆ *日米デジタルイノベーション&先端技術に関するワークショップ (Workshop on U.S.-Japan Digital Innovation and Advanced Technology) 日時: 2022年11月2日(水) 会合:日米デジタルイノベーション&先端技術に関するワークショップ会合開催 開催場所:米国メリーランド州立大学 IDEAファクトリー(Location: University of Maryland, College Park M➡ 開催一覧 | Share it now!
【19】日本のデジタル戦略を考える―日米デジタルテクノロジーのエコシステムづくりの前提へー
中国のデジタルテクノロジー戦略に対する米国の態度と戦略 5G、AIについての米国の態度を確かめてきた。また、これらテクノロジーの導入を自国の世界覇権を達成するための武器(手段)とした中国の戦略を確かめた。中国の戦略のベースとなったのはMLP「国家中期科学技術開発プログラム」で、これは2006年に導入し、2007年に正式に第17党大会で承認されている。この後、中国共産党はこの実現のために高度に発展した戦略をたてた。これらの内容の一部には米国(西側)より情報戦で合法的・非合法的にこれらを抽出、学び、ついには➡ 開催一覧 | Share it now!
【18】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(5)AI大国の衝突の行方
アリソンのAIでの米中比較 アリソンの話にもどる。彼は先の「AI大国の衝突」の中で、CCP(中国共産党)のリーダーたちが企業ぐるみのAIの発展に腐心している中国を総括し、これへの米国の対応を提唱した。それらは、 ・米国は中国の挑戦に目覚める必要がある。それは自分たちが、深刻な競争相手に直面しているという認識である。本来、競争は米国の中核的価値で、また、科学とその応用は、研究者(チーム)が競争で進歩する。 ・また、米国の競争はスマートである必要がある。14億人を有した中国は一見ML(マシンラーニング)が中心➡ 開催一覧 | Share it now!
【17】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(4)CCP(中国共産党)のAI戦略
米国の政策決定コミュニティの間では最近のAIをはじめとする中国の動向に多くの関心が集まっており、表面的な報告ではなく、より深く、中国の内的な部分に立ち入った報告書が出されだした。ここでは、その一つ、アレン(Gregory C. Allen)の「中国のAI戦略の理解;AIと国家安全保障への中国の戦略的思考への手がかり」を紹介しておきたい。それは、習主席を始めとするCCPのリーダー、そしてCCPをまもるPLA(人民解放軍)が「AI汎用技術説」についてどこまで理解し、また、その推進を行っているか、という報告で➡ 開催一覧 | Share it now!
【16】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(3)米中の技術力は拮抗している
アリソンが見るAIでの米中比較 アリソンの話に戻す。彼は大意「米国の多くの人は、米国ではこれらの分野でのリーダーシップは非常に安定しており、挑戦者はでてこないと信じている」、また「中国は同等の競争相手」以上になれない、と主張する人も多いが、この両方とも間違っているとした。彼は、中国のAIの商業的および国家的安全保障の適用では、米国のフルスペクトルの競合他社になっている、としたのである。 また、彼は両国のAIの製品マーケット、フィンテック(金融)マーケット場、あるいは研究成果(論文、特許数)、人材教育等を比➡ 開催一覧 | Share it now!
【15】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(2)トゥキディデスの罠―米中の戦争は回避できるのか
先のASG(アスペン研究所戦略グループ)の会議にはハーバード大のアリソン(Graham Allison)も参加し、著書「Destined for War: Can America and China Escape Thucydides’s Trap?」で警告したトゥキディデスの罠(The Thucydides Trap)に沿い、現下のDestined for War米中での安全保障についての話をした。注でトゥキディデスの罠の外郭を示した。 注:トゥキディデス(Thucydides)の罠 ➡ 開催一覧 | Share it now!