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4月29日開催 第7回日米デジタルイノベーションハブと先端技術に関するワークショップについて
日米の大学連携への道筋 安倍政権の初め2013年に文科省の参与に就任した。私は常々、日米の大学のトップ同士が繋がり連携する場が必要と考えてきたが、2015年に「日米デジタルイノベーションハブ」というグラスルーツのプロジェクトを立ち上げた。これは日本の有志の大学と米国の有志の大学であるオハイオ州立大学、パデュー大学、メリーランド州立大学、ジョーンズホプキンズ大学等との間でデジタル化やCETに関する研究や教育の交流・協力を行うものである。日本のDX導入の加速につながるのではという思いがあった。このような動き➡ 開催一覧 | Share it now!
オハイオ州立大学ジョージワシントン・カーバー・サイエンスパーク・スターラボ地上実験室の起工式典に出席
・3月8日 デジタル・データサイエンス・量子情報科学における米オハイオ州立大学(OSU)※1幹部と日本との産学協力についての打ち合わせで代表武田はOSUを訪問 (武田は、オハイオ州立大学大学院理学部卒、物理学でPh.D.取得) <武田からの報告> オハイオ州立大学で他の米大学、NASA、オハイオ州、また米産業界と協力して作るポストISSの商業用低軌道型人工衛星ジョージ・ワシントン・カーバー(George Washington Carver)・サイエンスパーク・スターラボ地➡ 開催一覧 | Share it now!
11月米国出張 *日米デジタルイノベーション&先端技術に関するワークショップに参加
米国出張 ◆代表武田のプレゼンテーション資料◆ *日米デジタルイノベーション&先端技術に関するワークショップ (Workshop on U.S.-Japan Digital Innovation and Advanced Technology) 日時: 2022年11月2日(水) 会合:日米デジタルイノベーション&先端技術に関するワークショップ会合開催 開催場所:米国メリーランド州立大学 IDEAファクトリー(Location: University of Maryland, College Park M➡ 開催一覧 | Share it now!
【19】日本のデジタル戦略を考える―日米デジタルテクノロジーのエコシステムづくりの前提へー
中国のデジタルテクノロジー戦略に対する米国の態度と戦略 5G、AIについての米国の態度を確かめてきた。また、これらテクノロジーの導入を自国の世界覇権を達成するための武器(手段)とした中国の戦略を確かめた。中国の戦略のベースとなったのはMLP「国家中期科学技術開発プログラム」で、これは2006年に導入し、2007年に正式に第17党大会で承認されている。この後、中国共産党はこの実現のために高度に発展した戦略をたてた。これらの内容の一部には米国(西側)より情報戦で合法的・非合法的にこれらを抽出、学び、ついには➡ 開催一覧 | Share it now!
【18】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(5)AI大国の衝突の行方
アリソンのAIでの米中比較 アリソンの話にもどる。彼は先の「AI大国の衝突」の中で、CCP(中国共産党)のリーダーたちが企業ぐるみのAIの発展に腐心している中国を総括し、これへの米国の対応を提唱した。それらは、 ・米国は中国の挑戦に目覚める必要がある。それは自分たちが、深刻な競争相手に直面しているという認識である。本来、競争は米国の中核的価値で、また、科学とその応用は、研究者(チーム)が競争で進歩する。 ・また、米国の競争はスマートである必要がある。14億人を有した中国は一見ML(マシンラーニング)が中心➡ 開催一覧 | Share it now!
【17】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(4)CCP(中国共産党)のAI戦略
米国の政策決定コミュニティの間では最近のAIをはじめとする中国の動向に多くの関心が集まっており、表面的な報告ではなく、より深く、中国の内的な部分に立ち入った報告書が出されだした。ここでは、その一つ、アレン(Gregory C. Allen)の「中国のAI戦略の理解;AIと国家安全保障への中国の戦略的思考への手がかり」を紹介しておきたい。それは、習主席を始めとするCCPのリーダー、そしてCCPをまもるPLA(人民解放軍)が「AI汎用技術説」についてどこまで理解し、また、その推進を行っているか、という報告で➡ 開催一覧 | Share it now!
【16】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(3)米中の技術力は拮抗している
アリソンが見るAIでの米中比較 アリソンの話に戻す。彼は大意「米国の多くの人は、米国ではこれらの分野でのリーダーシップは非常に安定しており、挑戦者はでてこないと信じている」、また「中国は同等の競争相手」以上になれない、と主張する人も多いが、この両方とも間違っているとした。彼は、中国のAIの商業的および国家的安全保障の適用では、米国のフルスペクトルの競合他社になっている、としたのである。 また、彼は両国のAIの製品マーケット、フィンテック(金融)マーケット場、あるいは研究成果(論文、特許数)、人材教育等を比➡ 開催一覧 | Share it now!
【15】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(2)トゥキディデスの罠―米中の戦争は回避できるのか
先のASG(アスペン研究所戦略グループ)の会議にはハーバード大のアリソン(Graham Allison)も参加し、著書「Destined for War: Can America and China Escape Thucydides’s Trap?」で警告したトゥキディデスの罠(The Thucydides Trap)に沿い、現下のDestined for War米中での安全保障についての話をした。注でトゥキディデスの罠の外郭を示した。 注:トゥキディデス(Thucydides)の罠 ➡ 開催一覧 | Share it now!
【14 】AIへの米国の態度と戦略(1)AIが支配する世界はもう始まっている
【14】~【18】では、AI(人工知能)を巡る米中の競争について、米国の研究機関による中国の見方を紹介していく。 AIが最も威力を発揮するのはガバナンスとサーベイランス AIについては、これまでオクスフォード大のオズボーン(Michael Osborne)の多くの労働人口が代替え可能になるという「AI雇用喪失説」から、シンギュラリティ大(Singularity University)のカーツワイル(Ray Kurzweil)の2045年にはAIが人間並みの知能を備えた「シンギュラリティ(技術的特異点)が➡ 開催一覧 | Share it now!