作者別: Kitazato
【新たな時代の気象学ー予測から制御へ】第60回(2022/03/01)無名塾(オンライン)開催 講師:三好 建正先生(理化学研究所 計算科学研究センター・データ同化チームリーダー)
◆ 冒頭挨拶 塾僕武田修三郎◆ 人類史上まれな激動期に入ったようだ。この原因を私は、人間の先祖返りが本当にあるのかどうかの鍔迫り合いから来ていると考えている。2月24日日本時間未明、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの南北東から一挙に攻勢をかけ、侵攻が現実のものとなった。彼はロシア軍にハイアラート(厳戒態勢)の命令を出した。 私は昨夜から今朝方にかけて、アメリカーEU間のインド太平洋における協力体制に関するオンラインのシンポジウムに参加した。米国からはインド太平洋担当のカート・キャンベル、安全保障担当の➡ 開催一覧 | Share it now!
【日本のデジタル化に係る課題】第58回(2021/09/30)無名塾(オンライン)開催 講師:市川 類 教授(一橋大学 イノベーション研究センター)
塾僕武田から冒頭のメッセージ 昨日、9月29日の自民党総裁選で岸田文雄元外相が、総裁に選ばれました。来週召集される国会で内閣総理大臣に指名されます。伊藤博文以来、第100代目の総理大臣の誕生です。日本の内閣制が確立したのは、明治18年です。以来136年ですから、総理の在任期間は平均して1年4カ月になります。ワシントンが初代米国大統領に就任したのは1789年、以来232年でバイデン大統領が第47代ですから大統領の在任期間は平均して5年です。岸田政権には、少なくともこれぐらいは続いてほしいと思っています。 新➡ 開催一覧 | Share it now!
【Science, Technology, and Innovation in the Foreign Policy of US and Japan】第56回(2021/05/21 )無名塾(オンライン)開催 講師:ウイリアム・コルグレイザー博士
講師:ウイリアム・E・コルグレイザー博士 【AAAS米科学振興協会Senior Scholar、Science & Diplomacy編集長、ジョン・ケリー元米国務長官の科学技術補佐官、国連事務総長科学技術アドバイザー10人委員会初代共同議長(国連で定めたSDGs推進のための委員会)】 SDGs、デジタル時代における日米協力、科学と外交、また次世代の人づくりについて話題提供して頂き、産官学からコメント・質問が多数ありました(内外から79名参加)。 <塾僕武田のコメント> ビル・コルグ➡ 開催一覧 | Share it now!
【激動の世界情勢と日本の覚悟】第55回(2021/03/16)無名塾(オンライン) 講師:杉山晋輔 前駐米大使
<塾僕武田のコメント> 3月13日にQuad(クアッド)第1回首脳会議が開かれました。Quadは英語で「4つ」の意味で、自由や民主主義、法の支配といった共通の価値観を持つ日本、アメリカ、オーストラリア、インド、この4カ国の首脳が経済、安全保障等について話し合いを持つ場で、今回の会議は、バイデン大統領が大変熱心に進めて来られたと聞いています。ただ、この考え方は米国の戦略ではなく、実は第1次安倍政権の時に安倍総理が、この4カ国での戦略的な対話が必要ではないかという話をされ、第2次安倍政権の日本外交の基本である➡ 開催一覧 | Share it now!
【19】日本のデジタル戦略を考える―日米デジタルテクノロジーのエコシステムづくりの前提へー
中国のデジタルテクノロジー戦略に対する米国の態度と戦略 5G、AIについての米国の態度を確かめてきた。また、これらテクノロジーの導入を自国の世界覇権を達成するための武器(手段)とした中国の戦略を確かめた。中国の戦略のベースとなったのはMLP「国家中期科学技術開発プログラム」で、これは2006年に導入し、2007年に正式に第17党大会で承認されている。この後、中国共産党はこの実現のために高度に発展した戦略をたてた。これらの内容の一部には米国(西側)より情報戦で合法的・非合法的にこれらを抽出、学び、ついには➡ 開催一覧 | Share it now!
【18】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(5)AI大国の衝突の行方
アリソンのAIでの米中比較 アリソンの話にもどる。彼は先の「AI大国の衝突」の中で、CCP(中国共産党)のリーダーたちが企業ぐるみのAIの発展に腐心している中国を総括し、これへの米国の対応を提唱した。それらは、 ・米国は中国の挑戦に目覚める必要がある。それは自分たちが、深刻な競争相手に直面しているという認識である。本来、競争は米国の中核的価値で、また、科学とその応用は、研究者(チーム)が競争で進歩する。 ・また、米国の競争はスマートである必要がある。14億人を有した中国は一見ML(マシンラーニング)が中心➡ 開催一覧 | Share it now!
【17】AI(人工知能)への米国の態度と戦略(4)CCP(中国共産党)のAI戦略
米国の政策決定コミュニティの間では最近のAIをはじめとする中国の動向に多くの関心が集まっており、表面的な報告ではなく、より深く、中国の内的な部分に立ち入った報告書が出されだした。ここでは、その一つ、アレン(Gregory C. Allen)の「中国のAI戦略の理解;AIと国家安全保障への中国の戦略的思考への手がかり」を紹介しておきたい。それは、習主席を始めとするCCPのリーダー、そしてCCPをまもるPLA(人民解放軍)が「AI汎用技術説」についてどこまで理解し、また、その推進を行っているか、という報告で➡ 開催一覧 | Share it now!