『フロニーモスたち(心を研ぐ)』

タイトル:『フロニーモスたち(心を研ぐ)』
(2009年1月宣伝会議より発売中)


どうして、世界の歴史の中で、一定の時と場所にフロニーモスな人たちがでたのか、その背景さがしというか、知的探訪が内容です。
古代ギリシアやローマ、そして中世のイスラム、またルネサンス以降の西欧、
その作業を通じて見えてきたことは、フロニーモスたち(イノベーションを導く人)には共通した知性と言える一面がある。
それは理を持ってものの考え方をすること。そしてこの考え方は、天性のものではなく、ソクラテスを初めギリシア人が発明したもので、
教育により育まれるものだということを確信しました。また、江戸の日本人たちもこの思考を発明する一歩手前まで行っていた。

それが明治への起爆力となった。また、戦後という国では、この思考を大事にする風土がまだ残っていて、
それがデミングの偉大さを評価するフロニーモスたちにつながったのだ、と。
私は、脱ガラパゴス化のためには、技術や先端産業ではなく、まず心を研ぐ必要があると確信した次第です。
尚、フロニーモスとは、あくまで実学を大事にするということで、先端研究を行う学者や研究者をさすものではない。
それこそ人間は過ち多きもの、また自然は深いことを知り、世界のどの高等宗教も述べているように、「他を許す」ことが出来る人たちを指します。
間違いなく、このものの考え方は教育で到達できます。上記以外に日本産学フォーラム事務局長を17年余りつとめさせて頂いている時にまとめた本が何冊かあります。
これも産学連携、人作り、教育という面でお役に立つかと思います。